インフォメーション

2015-05-13 15:20:00

おととい、店のテーブルに、ま新らしいスペイン語小辞典の忘れ物がありました。

このHPを見て、ご本人か、お友達が気が付いてくれればよいのですが・・・。

 

やはり、おとといのこと、「オウ!」と、一人の同級生が突然顔を出しました。

私たちは法学部のフランス語のクラスでしたが、彼は演劇部の活動に熱心で、ほ

とんど授業に顔を出しませんでした。それでも、頭がいいのか、要領がよいのか、

京都の私大で、憲法の教授をしています。

 

私大教授の定年は、たしか70歳だと聞いていたので、まだまだ先と思っていた

ら、彼は「何とか」という、退職準備期間に入っていて、残りのスケジュールはゆっ

たりで、68歳で辞めるのだそうです。

 

同じ日、早稲田文学部OGで、今はエクステンションの授業に通い続けているMさ

んが、いつものようにお見えになりました。

当店と長年のお付き合いのあるMさんのグループは、始めは7~8人のおおぜい

でしたが、ご高齢の方が多く、今は少人数になりました。

 

この日、Mさんの学生時代や早大職員時代の、お若い頃の写真を何枚か見せて

いただきました。

モノクロの、少し不鮮明ではある写真でしたが、女優のようだと思いました。

 

そこには、年輪を感じさせる現在のお姿からは想像できない(失礼)、(美人なの

に)性格のよさそうな、爽やかで美しい女性が撮っていたのでした。

文学部といえども、早稲田にはまだ女子学生は少ない時代のはずで、成績も優秀

だったMさんは男子学生の間でも、先生の間でも評判だったことでしょう。

 

昭和48年卒業の私の時代ですら、法学部、政経、商学部などでは、美人も、

そうでない人も、女子は数えられるほどだったのです。

 

旧制高校の時代に流行ったといい、我々のころにも「バック シャン」という言葉で

残っていた、美人のことを言う「シャン」という言葉は、Mさんの時代にまだ流行っ

ていただろうか。

 

「この時代にお会いしたかった」

思わず口に出た、私の言葉でした。

 

先の私の同級生も、やはり先日見えた、病を幾つも乗り越えている会社時代の

4年先輩も、異句同音に「我々もあと10年なんだから」と言っていた。

 

胸に秘め言えなかったことも含めて、私は人生のあちこちで「忘れ物」をいっぱい

してきましたが、美しい思い出だけは生涯の宝物。

 

「ふりさけみれば」

古語の意を、ひしひしと感じるこの頃です。