インフォメーション

2015-02-14 14:33:00

去年の秋の早慶戦は、連勝すれば久しぶりに早稲田が優勝となる。

チアの人気者Sさんの最後の早慶戦ということもあって、早稲田先勝に続く第2戦

を見ようと、斎藤佑樹投手のとき以来の神宮球場1塁側スタンドに足を運びました。

 

いつものことながら、球場に近づくと応援部の太鼓や、スピーカーが壊れそうな

くらい大音量のリーダーの声が響きわたっていて、「ワー!」という大歓声が入り

混じると、もうワクワクしてきて、スタンドに続く階段を昇るのがまどろこしい思いです。

 

ゲームは既に始まっており、スコアボードを見ると、早々に慶応の得点3が表示されて

いました。

この日は慶応の打線が火を噴き、早稲田は追い上げたのですが決定打が出ません。

提灯行列の準備までしていたのに、4ー5 の1点差で敗れました。

 

疲れてしまいましたが 、私にとってこの日の救いは、スタンドの通路を挟んで

左斜め前の席に座っていた、一人の女子学生でした。

 

サークル仲間と思われる男女のグループの中で、彼女は「コンバットマーチ」や

「紺碧の空」など応援歌、「校歌」が奏される度に、思い切りメガホンを振り回し、両隣の

学生と肩を組んでは、ひときわ大きく肩をゆすってリズムを作り、仲間をリードしていま

した。

 

そして終盤、早稲田が反撃体制に入ると、いてもたってもいられず、ついに隣に座

っていた女子を押しのけるようにして、敢然として通路の階段に立つと、真似るのは

難しいので完璧ではありませんでしたが、応援部リーダーのコンバットマーチのスタ

イルで一人応援を始めたのです。

 

チアのSさんや吹奏楽のIさんはじめ応援部のみんな、そして彼女の熱演にもかか

わらず反撃はならず、チャンスは潰えて、マーチの終了とともに彼女は「定位置」に

戻りました。

 

私は、隣のおじさんが死角になって、この応援女子の顔や、渾身の応援姿はところ

どころしか見ることができませんでしたが、垣間見える様子が可愛くて、とてもほほ

えましい思いでした。

 

遠目ではっきりわかりませんが、一寸相武紗季さんに似ているような気が・・・。

 

「紗季」さんは、早稲田が敗れ、校歌の斉唱やエールの交換が終ると、応援グッズや

身につけていた「早稲田ジャンパー」をバッグにしまい込んで、女子の仲間とともに、

少し寒くなってきた夕暮れの球場を去ってゆきました。

 

私が小学生のころには、早慶戦のテレビ中継で必ず映る、名物おじさんがいました。

早稲田ファンの「勝手応援団」で、 早稲田の帽子を被り、内野席でホイッスルを鳴らし

ながら、手製の扇子や応援旗を振って、最後に紙ふぶきをまくと、観客席からは小さな

歓声と拍手がこぼれるのでした。

 

アナウンサーも、「風物詩」のように毎度紹介していましたが、やがて、こうした私的

応援が禁止されるようになったのか、姿を消してしまいました。

長閑だった時代のことでした。

 

 「3つのオレンジへの恋」では

 

入学試験期間中は日曜日も営業しております

 

熱つあつの「石焼きオム」を是非お召し上がりください