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2012-08-06 12:29:00

 

オリンピックで日本水泳選手の活躍が伝えられる一方、スーパースター北島選手にも、

ついにそのときが来てしまいました。

「北島選手最後の種目」400メートル メドレーリレー銀メダルのチームワークに感動。

 

プールといえば、昭和30年代、私が通った小学校にも中学校にもプールはありません

でした。

小学校の水泳では15分ほど歩いて、隣の小学校のプールまで行かねばならず、

当然授業の回数も少なく、中学にいたっては水泳の授業は皆無。

 

まだ学校以外のプール施設は少なく、夏休みや日曜に区営のプールに行くと、

ひとにぶつかって泳ぐどころではない時代でした。

 

高校になって、少々古く貫禄のある大きなプールに出会ったときは、

嬉しさと同時に、泳ぎに自信がないため少し憂鬱な思いも。

 

高校まで、私の平泳ぎは手足をせわしく動かして、25メートル×2 くらいを

何とか泳ぐ程度、

クロールでは息継ぎが完全でないため、25メートル泳ぐのが精一杯でした。

高校の水泳授業では女子も一緒でしたが、気になるひとの前でカッコイイところを

見せることなど、まるでできませんでした。

 

高校2年のときに、同級生とサイクリングで行った伊豆下田港に近い須崎の海。

岸から離れた岩まで平泳ぎで泳いだときに、足のつかない海が怖くて力が入り、

とても疲れた記憶があります。

 

泳げないということは、万一のときに致命的になるので、泳げるようにしないととは

思っていたのですが、丁度、早稲田大学体育の授業に「水泳」があったのです。

これ幸いとばかりに選択しました。

1年間やれば基本は身につくと思いました。

 

大学のプールは、高石記念プールといいい、当時まだ新しかった、一寸国連本部ビルを

思わせる文学部校舎に向かうスロープの横にありました。

 

昭和48年当時、早稲田本キャンではまだ女子学生の数は少なく、法学部フランス語の

私のクラスには女子が二人いたが、ドイツ語やほかの語学クラスとなると女子ゼロが普通。

 

女子が多かった文キャンは女子大の趣きでした。

他学部の男子学生が一人で足を踏み入れるには一寸勇気がいたが、

入れ違いに卒業した吉永小百合さんは、ついこの間までここに通っていたのだ

という、ささやかな喜びも。

 男子学生がなんとなく文学部に入りづらかった思いは、男子ひとりで初めて

「3つのオレンジへの恋」に入るときと似ているかもしれません。

 

スロープ横の入り口からプール建物内に入ると、今でも反射的に緊張してしまう、

消毒用の塩素の匂いが漂う。

 

プールサイドにメガネは持ち込み禁止で、メガネを置いてロッカーを出ると視界が悪く、

すでに不安の念。

飛び込み用にも使えるようになっている25メートルプールの半分は深くなっていて、

薄暗い室内照明ではどのくらい深いのかも分らず、近眼の初心者にとっては

悪条件が重なり、恐怖感が一層増しました。

 

実技試験のひとつの潜水泳ぎでは、25メートルプールの深い方に向かって泳ぐので、

メガネなしだと水中の位置、距離感が全くわからない。

向こうにある真っ暗の奈落が怖くて、深くなり始めたところで浮上してしまった。

 

1年間の水泳授業の締めくくりは、プールの短いサイドを使っての4種目個人メドレーだ。

1種目15メートル弱だと思うが、初心者にとってはきつい。

背泳ぎもバタフライだって沈まないのがやっとで不完全だったがやり遂げた。

 

もし、近視用の度付きゴーグルが使えたならば、先生の指導もよく見えて理解度も増し、

安心感も加わってもう少し上達できたかもしれない。

ともかくも1年間の授業は終わった。

 

結局、成績は「可」だったと思うが、おかげ様で平泳ぎは何とかこなせるようになり、

小・中学校を含めた分の水泳授業ができたと思いました。

それでも未だにプールの消毒用塩素の匂いは、反射的に緊張感と不安感を芽生えさせます。

 

そして大学の夏休み中、父の勤める官庁外郭団体の運営する50メートルの大プールで、

監視員のバイトをすることになった。

 

長い間、プールと縁がなかった人生が、ひと夏、4年間どっぷりプール漬けになり、さすがに

そのときは塩素の匂いは身近になり怖さを感じなかった。

このバイトと早稲田の体育授業のおかげで、50メートルのプールを、ゆっくりではあるが、

平泳ぎで何往復もできるようになりました。

 

そしてそのプールで、後に親戚のひとから、私の父が結びつけてくれた縁だねといわれた人と

出会うことになったのです。

 

 (お知らせ)

   8月6日から18日までお休みです。

   8月23日(木)より営業いたします。