インフォメーション

2012-07-17 14:38:00

 

いよいよ梅雨も明け暑い夏がやってきました。

暑い、灼熱といえば、砂漠の美しさと恐ろしさを描いた不朽の名作、映画「アラビアのロレンス」。

 

これまでにこのHPにリンクしているブログで何度か述べさせていただいた鹿沼絵里さんが、

「『アラビアのロレンス』の俳優、えーと、ピーター・・・・」。

「ピーターー・オトゥール!」。

「そうそう、新聞に引退したと出ていたわよ」。

 

私はザッとでも新聞に目を通そうと思っているのですが、つい見ない日も出てしまいます。

このとき妻の友人である女優、鹿沼絵里さんからお聞きしなければ、

映画と実在の「ロレンス」ファンである私はそのニュースをまだ知らずにいたはずです。

 

深みのあるロレンス像を、高貴に、ミステリアスに演じた英国俳優ピーター・オトゥール。

そしてこの映画を愛した日本の俳優古尾谷雅人。鹿沼絵里さんはその奥様です。

この3人をめぐる私が作ったトライアングル。

その不思議な力が、名優の引退を私に知らせてくれました。

 

ピーター・オトゥールの「アラビアのロレンス」での圧倒的名演技の印象は強烈です。

それ以外の出演映画、オードリー・ヘプバーンとの「おしゃれ泥棒」や「将軍たちの夜」

等を見ましたが、さして魅かれなかったのは、私の見る力がないせいか。

 

古尾谷雅人さんが、「こんな映画は日本ではとても作れない」といったという、スケールの大きさと

高い芸術性を兼ね備えた、デビッド・リーン監督畢生の超大作「アラビアのロレンス」。

最近の洋画は超大作や話題作は多くても、あの時代までの作品のようには芸術の香りがしない

ように思います。

日本映画も話題作、名作は毎年のように作られますが、30年、50年後にも語り継がれる名作は

どれだろうか。

 

「3つのオレンジへの恋」は小作品ですが、さり気なくいつまでも、皆様の記憶に残るお店で

ありたいと思っています。

 

 

(古尾谷雅人さん、鹿沼絵里さんに関するブログ「3つのオレンジへの恋の物語」は)

   2012年2月21日付  フルオヤさんのこと

        6月 1日付  フルオヤさんとの不思議

 

 (追記)

  ・ 昨日19日に、絵里ママからオトゥール引退を伝える記事の切り抜き

    いただきました。

    「情熱がなくなった。最後は涙を流さずに心から感謝をこめて、

    俳優業に別れを告げたい」とありました。

    アカデミー賞に8度もノミネートされた名優ですが、

    「アラビアのロレンス」がなければ、

    引退のニュースが世界を駆け巡ることはなかったかも知れません。

    

    「ロレンス」ファンとして、監督、俳優、映像、音楽が奇跡のように出会い、

    この名作映画を誕生させた「運命の力」に感謝せずにいられません。

    ところで、日本では「ロレンス」と言っているが、「ローレンス」が正しいのだろう。

    不思議なもので「アラビアのローレンス」となると、間延びがしてなんだか別の映画

    のように思える。(20日)

 

  ・  リーン監督は当初ロレンスの役をマーロン・ブランドで考えたそうだが、

    早々に断わられて舞台俳優だったピーター・オトゥールに白羽の矢が。

    もしあの個性的なマーロン・ブランドが演じていたら、これまた別の映画になったことで

    しょう。(21日追記)

 

        また、この映画の中でオマー・シャリフが強烈に演じたアリの役は、アラン・ドロンら

    有名俳優も候補に考えられていたそうで、オマー・シャリフがピーター・オトゥールとともに

    新鮮なデビューを飾った「ロレンス」は、まさに奇跡的にできあがった作品

    であると思います。(22日)