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2011-10-21 13:58:00

仏像の多くは座っています。

立像もありますが、座像のほうが多いのだろうか。

学術データはあるのかもしれません。

 

「3つのオレンジへの恋」という「寺院」を開いて、ほぼ10年近く、

ひとつ悟りを開きました。

それは「ひとは座ると鬼になる」ということです。

 

当店は、「女神や天使がふさわしい店」だと自負していますが、

ときどき「鬼」が出没することがあります。

 

ある「鬼」は、超混雑時に、席に案内すると、

店内の空気も読まないで、

席についた途端、「メニュー!」、「注文!」、「水!」。

もちろん、可能なときにはお応えしているのですが、

超混雑時 には対応できまない。

席への案内は店側の精一杯の「気持ち」。

店主は、「順番に伺いますから、お待ちください。」というしかありません。

 

また、席に座るや「10分以内に食べて出たい!」、

これも「鬼」のひとり。

これは座った途端に、オムライスを食べ始めるという意味に。

たまに、タイミングがよいときには、それが可能なときはありますが。

 

有名ラーメン店が、外で待つ客に予め注文をとっても、座ってすぐには出ません、

あのハンバーガー店だって混んでいれば10分は待つ。

どうかコンビニでパンかおにぎりを買ってください。

 

「席を空けずの鬼」もいます。

「早稲田祭」や、「卒業・入学式」等、大学の行事で

大勢のひとが殺到して、入り口で待っていても

「我関せず」と、お食事が終わっても長々と。

当店の場合、時間の経過を忘れさせてしまう要因もあるのですが。

 

店側でも、声をかけさせていただくことがありますが、

「席を空けて。詰めて」と、なかなか言えない、気が弱い店主には困ったものです。

 

昨年の早稲田祭、どうしても入りたいという女性客に

お応えできず今でも申し訳ない思い。

その日そのときしか来られない方のためにも

「席の譲り合いのこころ」でお願いしたいものです。

 

ときには「小鬼」も出ます。

テーブルをボールペンで傷つけたり、

お客様が楽しみにしている「交換ノート」に

意味のない無駄な落書き。

それを叱らない「親鬼」。

自分の家でやってほしい。

 

一方で、持ち帰り専門店のまえでは、

雨が降ろうが、風が吹こうが、

炎天下であろうが、極寒のなかであろうが、

客は立ったまま待つ。

ニコニコ笑っている。

その姿はまさに「仏様」。

「水」でもなく、「トイレ」でもなく、

立ったまま、ひたすら待つ。

無粋なことは決して云わない。

 

立食パーティでも、「立つと仏様」。

食べるものがなくても、飲みものがなくなっても、

空の皿を前に、空のコップを手に、談笑しています。

 

しかし、ひとたび席につくと「仏は鬼に変わる」のです。

 

私は思うのです。「ひとは座ると鬼になる」ので、仏様はそれを戒めようと、

柔和なおすがたとなって、座しておられるのです。

 

「座っても決して鬼になってはいけません。

かく穏やかであらねばなりません」。

 

座像にはそのような深い意味が込められているのです。

 

間もなく「早稲田祭」がやってきます。

今年も「仏様」、「天使様」、「女神様」が、多数ご来店くださるよう祈っております。

決して「鬼」にはならぬようご注意ください。

慈悲のこころ。

「鬼は外」です。

 

しかし、店主はときには鬼にならねばなりません。

 

(お知らせ)

申し訳ありませんが、10月22日(土)は 臨時のお休み とさせていただきます。