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2017-09-12 16:56:00

(申し訳ありませんが今週はお休みで、翌週25日より営業いたします)

 

 

今年の夏、ベンチャーズのライブを、初めて聞きにゆきました。

 

エレキギターサウンド、エレキバンドが登場したのは私が中学生のころ。

ロマンティックだった「霧のカレリア」のスプートニクス、曲頭と終わりに通信音が出てくる トーナドース(トルネードーズ?)の「テルスター」、ピシャピシャと聞こえるサウンドが個性的だったアストロノーツの「太陽の彼方に」が特にお気に入りだったが、多くのヒット曲を持つベンチャーズは圧倒的な存在でした。

 

高校1年のときに、同級生が「10番街の殺人」を2枚買ってしまったからと、「友情」の1枚を「定価」で買い取りました。もちろんドーナツ盤レコードですが、いくつかの録音がある「10番街」の演奏は、キーボードが活躍する初期のこの演奏がやはり一番。

その年の記念祭(学園祭)で、他クラスの男子が早くもエレキバンドを組んでベンチャーズの数曲を演奏しました。演奏技術は別にして、男女の学生が半ばあきれ驚きながら聞いたものです。

 

同じ年か、その翌年であったか、ベンチャーズが来日して、フジテレビの看板番組だった「スター千一夜」に出演しました。

トークの後に「キャラバン」が生演奏され、そのとき目にした、ドラム奏者のメル・テイラーが、彼のすぐ横に位置を移したベース奏者の弦を、スティックで叩いてメロディーを奏したシーンは衝撃的でした。

 

次の日から、高校のクラブ「美研」の合宿に行きましたが、先輩の女子と、前夜の「キャラバン」を興奮気味に語りあったものでした。

 

ベンチャーズのライブでは、アンコール最後の演奏が、この「キャラバン」でした。

ドラムを、亡くなったメル・テイラーの息子リオンが受け次いでいてくれたのは、「初代ベンチャーズ」を愛する元少年ファンとして嬉しいことでした。

彼は、父親の「キャラバン」の、あのときの衝撃をさらに上回る超絶技法を披露してくれました。エレキ演奏が終わった後に、ドラムだけで、最後はスティックのみであちこちを叩いてまわり、ただそのリズムや強弱だけで延々と、聴衆を惹きつけた独奏は圧巻でした。

 

「ウオークドントラン」「ダイアモンドヘッド」「パイプライン」「ワイプアウト」(サファリーズと競作)「アパッチ」「テルスター」「朝日のあたる家」・・・・ヒット曲が多すぎ、曲名が思いだせないものもあり、聞いたことのない曲もありました。

「京都の恋」「京都慕情」「二人の銀座」「雨の御堂筋」、加山雄三に提供したエレキ曲「ブラックビーチサンド」など、ベンチャーズが日本の歌手のために作曲した曲は、もう、NHK「思い出のメロディー」の世界で、何だか胸が一杯になってきました。

 

レコードのように、何度も繰り返して聞くことができないもどかしさを感じつつ、会社時代の先輩とビールを酌み交わして帰路に。

 

荒っぽい気候だった今年の夏もいよいよ終わりますが、早稲田はもう少し夏休み。

「3つのオレンジへの恋」は今週は営業していますが、祝日の入る来週1週間はお休みとなります。