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2017-03-20 19:48:00

「普通のオムライスをおねがいします」

おじいちゃん、おばあちゃんら家族5人で見えた、ママが言いました。

 

メニューの「特製オム」を四つ注文した後、さらにママが「普通のオムライスを」と口にするので、私は「普通のオムライスなら、よそでお願いします。当店はみんなオリジナルの特別製です」と、失礼のないようユーモアを込めて言いました(つもりです)。

 

どうやら、4~5歳と思われる小さな女の子が、「普通のオムライス」を希望しているようでした。

私だって、大人になってからも「オムライス」と言えば「フツーのケチャップ オムライス」しか知らなかったので、無理もありません。結局、女の子は「フツーのオムライス」ではなく、「太陽から生まれたトマトソースオム」を食べることになりました。

 

帰り際、その女の子は、一人で、レジの横の私の前に立ちました。

「美味しかったでしょ?」

女の子は黙ってうなづくと、小さな右手を差し出しました。

私も、自分の孫たちと会ったとき、別れるときに、いつも挨拶代りの「握手」をするように、右手を差し出しました。

すると女の子は握手ではなく、ポン!と軽く”ロータッチ”をしたのです。

 

タッチなんだ!!!

 

落ち着いた、愛くるしい子でした。

その顔は満足感に溢れていました。

表で待っている家族のところに向かう、小さな後ろ姿には喜びがあふれていました。

 

夢のような早春のひと時でした。