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2016-09-27 14:14:00

大学の夏休みもいよいよ終わり、また学生たちが戻ってきます。

みなさんお変わりありませんか。

 

今年の夏、「3つのオレンジへの恋」という名にひかれて、二人の無類のオペラ通が見えました。

私は交響曲・管弦楽派で、オペラについては総合芸術として発展させたワーグナー派ですが、このお二人はモーツアルト派ですが全作曲家の作品を愛し、ライブが一番だといいます。

いずれも熟年の男性で、一人は医療研究に携わる方で、ドイツに滞在したときには各州ごとに存在するという歌劇場巡りをしたほどの強者でした。ドイツでは国が援助していることもあってオペラの入場料金は驚くほど安いが、地方であっても演奏レベルは高く演出も斬新であると。大物歌手をそろえてはいるものの、全体の通し稽古ができにくいなど制約の多い保守的な有名歌劇場よりもはるかによいとのことでした。ちょっとした評論家顔負けで、さもありなんです。

 

もうひと方は学者でしたが、モーツアルトのファンであるにもかかわらず、私が愛してやまないワーグナーの巨編「ニーベルングの指輪」全4部作のDVDを何と3セットも保有、レーザーディスクの1セットについてはプレーヤーが壊れてしまったので持ちあぐねているとのこと。ワーグナー最後の作品「パルシファル」についてもたしか3種類(凄い!)。

「3つのオレンジへの恋」もたしか5種類もお持ちだと言っていたような。海外盤は歌詞セリフが日本語でないのがとも・・・(その気持ちわかります)。

 

かく言う私は、「指輪 全曲盤」についてはレコード4種類、購入順にライブのベーム盤、スタジオ録音のショルティ盤、後になって発売されたフルトヴェングラー盤とハンス・クナーパッツブッシュ盤ですが、レコードプレーヤーのセットがだいぶ以前に壊れたため再度購入しなければなりません。最近アナログレコードが見直されて、プレーヤーが復活販売されているのは嬉しい限りです。巨匠フルトヴェングラーと、破格のスケールの持ち主クナの「指輪」全4部作全曲を、気力のあるうちに是非聞き通したいと思っています。

 

CDは輸入盤の一組で、ウイーンフィルがその早すぎた死を悼んだルドルフ・ケンペのライブ盤なのだが残念なことに少々音質が悪い・・・DVDはかつて衛星放送で話題を呼び気に入っていた「ブーレーズ盤」。購入したのでいつでも手元にある安心感と、大曲であるがために何回も「取り組む」ことができないのも事実・・・。

 

お二人には、私が観た来日公演のうち、「トンネルリング」と呼ばれて世界的に評判の高かったゲッツ・フリードリッヒ演出のべルリンドイツオペラで、日本初の「指輪」4部作の連続公演(4夜連続演奏はいまだに日本では例がないと思います)や、カルロス・クライバーが指揮したウイーン国立歌劇場の垂涎の「薔薇の騎士」、さらにゲルギエフ指揮マリインキー歌劇場の公演「3つのオレンジへの恋」などについて話すことができました。

 

(ブザーの音)

 

あっ!そろそろ開演の時刻が近いようです。

 

「皆様大変長らくお待たせいたしました。夏休みが終わり、間もなく『3つのオレンジへの恋』の開演です。お早めに席にお戻りください」