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2016-04-09 17:45:00

「こども映画教室」代表土肥悦子様と早稲田大学演劇博物館様のご厚意によって、「エンパクこども映画教室2015」から素晴らしい贈り物をいただきました。

子どもたちの貴重な作品と思い出がギッシリ詰まったDVDと、表紙にエンパクの建物やシェークスピアと是枝裕和監督の似顔が描かれている「みんなの感想文集」の豪華なパンフレットは、参加者全員の一生の宝物になるに違いありません。

 

私はまるで参加者の親や親戚であるかのように、ドキドキしてパンフのページをめくり、DVDを手にとりました。

 

DVDを拝見して、まず一番驚いたのは、是枝監督が実に丁寧に指導されていたことでした。

ご多忙な監督のことですから、3日間にわたる開催期間の一部で、心構えや大まかなポイントだけを指導されたのかと思っていましたが、メイキング映像では7つのチームに付添って、それぞれ具体的に、熱心に指導されている様子が映っていました。この教えを受けて子どもたちは頑張ったのだと思いました。

 

一般に「メイキング」特典があると嬉しいのすが、実際にはよほどの作品や特定のファンでないと、メイキングは見ない方が多いのではないのでしょうか、特に収録時間が長いものは・・・しかし、たまたま「オレンジチーム」に関わることになり、「こども映画教室2015」全作品の上映に立ち会った私にとって、このメイキングは違いました。

是枝監督のアドバイスやご発言、そして子どもたちが映画を作ってゆく過程は文字通りのメイキングで、作品と一体であるかのように面白く、本人たちはもちろん、ご家族たちもどんなに喜んでおられることだろうかと思います。

 

頼りなさそうに見えた、「オレンジチーム」の愛すべき「1年坊主くん」は、あらためて手元の画面で見ると、けっこうしっかりした顔で映っていて、とんがり帽子で顔が見えなかったのですが、寸劇ではセリフもちゃんとあったんだね!・・・ほかの3人もとってもよかったよ!。

是枝監督によれば、「私の」オレンジチームはもっともまとまりがよく、モチベーションが高かったとのことでした。みんなそれぞれが良いチームだったと思いますが、そうでしたか・・・・。

 

映像に登場したこどもたちの幼なさと、もう若くはない自分の姿を見ていると、映画「2001年宇宙の旅」のエンディングを思い浮かべました。

急速に老いてゆくボーマン船長が震える指で指し示したのは、宙に浮かぶ胎児の星「スターチャイルド」と、不気味な沈黙を保つ漆黒の「モノリス」・・・神秘的で圧倒的なこのシーン・・・未だかつてこの映画ほどリヒャルト・シュトラウスの「交響詩」が劇的に鳴り響いたことはなかった!・・・幼かった日はつい昨日のことのようでした。

 

「こども映画教室」さんとエンパクさんと、こどもたちとめぐり合わせてくれた運命に、あらためて感謝申し上げます。(近日第二報掲載!)