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2017-07-20 13:32:00

「3つのオレンジへの恋」は、いまから15年前の2002年4月にオープンしました。

まったく経験も予備知識もない飲食業の世界・・・脱サラからのこの15年は、文字通りハイハイからよちよち歩きを経ての「第二の人生」でした。

 

苦労の末、「3つのオレンジへの恋」は、いまでは早稲田の「こころのふるさと」の ひとつ になれたのではないかと思っています。家内とそのお友達の主婦、歴代アルバイトの女子学生たち(初期は男子も)が頑張ってくれました。そして多くのお客様に支えられました。

 

グログでもふれましたが、「3つのオレンジへの恋」にとってもう一つの節目は、このサイトを立ち上げ、発信を開始した2010年の6月です。

商工会議所(新宿支部)にサポートを頂き、初めは手探り状態でしたが、この7年、HPやブログを通じてまだ見ぬ方との嬉しい交流もでき、今では「3つのオレンジへの恋」にとって欠くことのできない「メニュー」になりました。

 

将棋界の新星、藤井聡太四段は、若いながら自らのコメントの中で、「望外」「僥倖」という難しい言葉を使って周囲を驚かせました。私がちょうど同じ年代で高校の受験を控えていたころ、よく「達観」と「僥倖」という言葉を使っていた父に、「僥倖」の意味を訊ねたものです。

「望外」「僥倖」は将棋の専門誌でよく使われるといいますが、藤井四段が若い身そらで使いこなしていたのはさすがです。

 

やはり日常あまり使うことのない難しい言葉に「邂逅」があります。

私が中学生だった頃、父が亀井勝一郎の「人生の心得」という本を買ってきたので、パラパラと目を通していると、「邂逅」という、それまで目にしたことのない文字が。読み方が分からなかったので漢和辞典で調べた気がします。

思い違いかもしれませんが、「人生の心得」の中には、「邂逅」とは偶然の出会いという意味に止まらず、悩み求めた末に出会う、宗教にも似た哲学的な意味があるのだと書いてあったと思いました。

 

早や熟年になってしまった私ですが、振り返ると、小学校の時代から現在に至るまで、偶然にも思えた出会いに、目には見えない不思議な意思の力を感じるのです。親子家族関係だってそうです。「邂逅」の力を感じます。

人生の中には二度と会いたくない人もいましたが、現在も「3つのオレンジへの恋」を通じて、日々、多くの良い方々に出会えることは望外の喜びでした。

 

「出会い」や「出来事」はそのときだけの事象だと思っていましたが、数年後何十年後に、過去の人物や出来事が思わぬところでかかわりあってきて、「邂逅」の深い意味の一端を知らされた気がします。どこかで繋がっている「輪廻」の思想にも合い通じるように思いました。

 

いまも書棚のどこかにある亀井勝一郎著「人生の心得」・・・もう一度読み返して、青春の日の思索を辿ってみよう。

ここ早稲田の夏は、間もなく若い人たちのためのオープンキャンパスです。