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2011-03-19 08:49:00
幼稚園も小学校も
もうじき入学式の季節

入学式の日
父が名前を書いてくれた新しいランドセル
私は少し不安で母に手をひかれて
丘のうえの小学校

担任の先生は母のイメージに似た
メガネをかけたお若くやさしい女の先生

その日は教室に入らず
校庭で教わったハンカチのたたみかたと
ちり紙をきちんと折っての洟のかみかた
次の日からはいよいよひとりで通学

先生はよく本を読んで聞かせてくださった
「クオレ物語」やお釈迦様とウサギの悲しい物語
[チビ黒サンボ(用語が問題で一時廃刊後復刊したと聞いていますが)」
「ねぎを植えたひと」等世界の名作や絵本の数々

そして講談社の世界名作全集の「日本神話」
「古事記」や「日本書紀」、「万葉集」や「風土記」等を参考に
詩人である著者佐藤一英氏の空想も加えたという
350ページもある夢のある作品

先生の朗読にハラハラ、ドキドキ
おもしろかったので手もとに残しておいた本を
50年ぶりに読んでみた
大人の目で今みても十分に楽しめ
古代ロマンに思いが馳せる

こうのす先生の思い出
クラスの友の顔
給食、緊張した運動会、遠足等思い出がいっぱい
人生の一番良い時期

ところが今年の春先
さあ、これから幼稚園や小学校という
幼い多くのいのちを一瞬に奪ったであろう大地震や大津波
本人たち、親兄弟、先生方、町のひとたち
楽しいはずの思い

かって戦地に斃れ、抑留されていたひとたちが
夢に描いた美しいふるさとが!
古代からの美しい海岸が、山河が!
すがたを変えてしまった!


被災された方々にこころからお見舞い申しあげます
復興に向けたお姿に手をあわせずにいられません


「おお 紅のバラよ

短いやすらぎのあと  よみがえる  そう 私は(ふるさとは) よみがえるのだ」 

(マーラーの「復活」シンフォニーより)